この本は私がこれまでに読んだ本の中でもベスト5に間違いなく入る本です。
この本と初めて出会った時は大学生でした。
それから就活、社会人、結婚、子供が産まれる、転職、、、なとライフステージが変わっていく中で、何度も読み返している本です。
15年ぐらい手元に置いて、何か壁にぶつかったり、自分の原点に立ち返りたい時に、読み返しています。
読みすぎて表紙が破れてきて既にボロボロになっているぐらいです。笑
どんな本かというと、経営者の父親が息子に向けて、死ぬまでにこれだけは伝えておきたい人生全般における大切なことを30通の手紙として書いた内容をまとめた本です。
人生全般という部分が私にはブッ刺さりました。
経営者としてビジネスにおける考え方も非常に参考になるのですが、仕事以外の部分もとても良い。
例えば、
・大学でどんな過ごし方をすべきか
・成功について
・結婚という投資について
・礼儀正しさについて
・読書の価値について
・人生の幸福とは
・友情について
・ストレスと健康について
などなど、いつ読んでも自分のライフステージに応じて新たな学びが得られる本です。
私は他人から「おすすめの本は何かありせんか?」と聞かれたら、まずこの本が思い浮かびます。
その人の置かれている立場や状況、何に悩んでいるのか?によっておすすめする本は変えますが、この【ビジネスマンの父より息子への30通の手紙】は、誰に薦めても良いと思っています。
それぐらいの名著。(と個人的に思います)
この本を読んで、「ひとつも学びがありませんでした」と言われたらその人とはそっと縁を切ります。笑
この本と出会った当時はこの本の内容をただ受け取る側でしたが、今は自分にも娘と息子がいる立場になり、伝える側(著書側)の気持ちもほんの少しは理解できるようになりました。
だからこそ、著者であるキングスレイ・ウォードさんのユーモアやウィットに富んだ言い回しを見ていると、自分も子供たちにこういうことを伝えていける大人にならないといけないな、、、と思います。
最後に私の人生に大きな影響を与えた本書の一節を紹介します。
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「読書によって経営の腕を磨くということは、要するに人びとについて読むことである。歴史は人について語る。そして、現在広く読まれている、ストレス、投資、食事療法、運動、飛行機の安全な操縦法など、数えきれないほど多数のテーマを扱った本もすべて、人びとや人びとの考え、あるいは行動について語っている。君の経営技術を測り知れないほど向上させたいと思うのなら、広範囲の人びとについて読むことだろう」
※第19通 読書の価値 より
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今日も人びとについて学ぶために好きな読書を続けようと思います。
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